筋トレは若いときにやらないと筋肉がつかないと思われがちですが、それはまったくの間違い!
40代や50代以降の年齢はもちろん、高齢者でも関係なく筋肉を大きくすることはできます。
今回は人間の筋肉についての正しい知識と年齢に合わせた筋トレの方法についてご紹介します。
「筋トレ」を始めるのに年齢が関係ない理由
運動やトレーニングをせずに年齢を重ねると筋肉は萎縮していきますし、30代以降の年齢になると筋肉は徐々に減っていくと言われています。
しかし、適度な負荷をかけて刺激を与えるとどんな年齢でもまた成長できるのが筋肉です。人間の筋肉は体の中で新陳代謝が一番活発な組織であるからです。
それは40代・50代はもちろん、70代・80代でも変わらないメカニズムであることがわかっています。
いわゆる”シニアボディビルダー”と呼ばれる高齢の方々の中には、「仕事引退後、初めて本格的な筋トレを始めた」という人が世界中に少なからず存在することもその事実を証明しています。
筋トレを始める時の注意ポイント
筋力トレーニングはやみくもに始めると危険です。
特に高齢者は骨や関節が老化のために弱っていることがあり、筋トレによって障害を引き起こしてしまうことがあります。
また高齢でなくとも体重の重い中高年で膝関節の負担が大きい方や、事故などで骨が弱っている方も要注意です。
筋肉と違い、骨や関節は一度老朽化・弱体化すると元通りに戻すことはとても困難なためです。
こうした心配がある方の場合は、病院で骨や関節の状態を診てもらいアドバイスをもらってから筋トレをスタートしましょう。
中高年の初心者におすすめの筋トレスタート法
- 骨や関節に異常はないけど今まで筋トレをやったことがない
- まともなスポーツ経験がほとんどない
- 筋トレといっても腹筋、腕立て伏せしか思いつかない
こうした初心者の方はなにからトレーニングすればいいのかわからないかと思います。
そんな時には筋トレのプロに頼ることが近道のひとつ。
トレーニングジムで自分に合った筋トレ方法を教えてもらう
本やネットの情報だけでも筋トレのやり方自体は学ぶことができます。
しかし、自分の今の体の現状把握をした上で目指す方向にもっとも沿ったトレーニングを知るためには”専門のトレーナー”に聞いてしまうのが一番早い方法のひとつです。
しっかりしたトレーニングジムなら必ずトレーナーが常駐していて、入会時に簡単な測定兼ミーティングを行ってくれます。(希望性や有料のところもあります)
その時にあなたの筋力や体力をいろんな角度で測定し、正確に現状把握ができます。その上であなたの希望やペースを聞きながら最適なトレーニングメニュー(回数、負荷、マシンの使い方等)を教えてもらえます。
初心者の方にとってここが自己流で始めるのと決定的に違うところです。
お金はかかりますが、あなたの目的に合わせたぴったりのトレーニング環境と知識が手に入るわけです。
もちろん「自己流トレーニングで効果が出ない」、「無理をして体を壊す」というリスクも最小限にすることができます。
トレーニングジムは通い続けなくても基本がわかればOK
決して安い金額ではありませんが、”長期間のしばりがない契約”で入会し、3ヶ月・半年くらいでジムをやめてしまってもいいのです。
それまでに筋トレのコツや感覚をつかんでおけば基本は習得できます。
最低でも3ヶ月ほど続ければ筋肉がついてきたことも実感できるでしょう。そこまでくれば、自分で負荷や回数を調節して筋トレの本などからメニューを加えるのもありです。
また、自宅にトレーニングマシンがある人はほとんどいないでしょうから、ジムに入っている時に「自宅でもできる筋トレ方法」を聞いておくのもポイントです。
あなたの目的や目標値が大きく変わらない限り筋トレの方法はそうコロコロ変えるものではありませんので、同じトレーニング方法でも負荷や回数を調節することで対応可能です。
トレーニングジムに通い続けることのメリット
最後に、トレーニングジムの隠れたメリットは
- 「やる気を出させてくれる」
- 「継続力を高めてくれる」
ことが挙げられます。
飽きっぽい性格の人や長く続けられるか心配な人は通い続けることもひとつの手段です。お金を払ってジムに行っていると「行かなきゃ」という強制力が働いたり、顔なじみの親しいトレーナーや友達ができると「続けよう」という気にもなります。
もちろんメニューに合わせた高価なマシンが使える点や、細かい疑問や修正をすぐにトレーナーに相談できることもやはり大きなメリットといえます。
このあたりはジムにかける費用とメリットの折り合いになってきますので個々人の判断になりますが、初心者の方は短期間でも一度入会してみるのがおすすめです。
筋トレ初心者で周りに先生がいない場合はぜひトレーニングジムの活用を検討してみましょう。