セックス・性行為をすることで感染する「性病・性感染症(STD)」はすべての男性が知っておくべき性の知識のひとつ。
一口に「性病・性感染症」といっても感染の仕方や症状は様々でまずは知ることが大切です。
今回は女性とセックスをする前に絶対に理解したい「性病・性感染症」の症状から予防対策までをご説明します。
セックス前に知っておきたい「性病・性感染症」の種類と症状
「性器ヘルペス」
症状:男性・女性ともに性器とその周辺部分に発疹や水疱ができ、激しい痛みを感じる。高熱が出たり、皮膚表面に炎症ができることも。
女性ではクリトリスにこのヘルペスができると激痛が生じ、一度感染すると再発を繰り返すやっかいな性感染症です。
外陰部の接触だけでも感染するためコンドームでは予防しきれません。
「淋病」
症状:女性は黄色く膿んだようなおりものが増え、強いニオイとかゆみが生じます。男性はペニスの先端から膿が出たり、おしっこをする時に痛みを感じることも。
「淋病」が進行すると、高熱や腹部の激痛など辛い症状に発展します。
「性器クラミジア感染症」
症状:男性・女性ともに自覚症状がほとんどない場合もあり、感染者が多いのが「性器クラミジア感染症」。
原因はクラミジア・トラコマティスと呼ばれる細菌によって感染が起こります。
女性の場合はおりものが増えたり、進行すると子宮・卵管を伝ってお腹に広がり不妊症になるケースもあります。
「尖圭コンジローマ」
症状:ヒトパピローマと呼ばれるウィルスが数ヶ月潜伏したあと症状が出るのが「尖圭コンジローマ」。
男性ではペニスに、女性では外陰部周辺にイボ状のものがたくさんでき、痛みが生じることも。コンドームだけで完全な予防はできません。
「毛ジラミ」
症状:体長わずか1mmほどの毛ジラミと呼ばれる虫が陰毛に付く性感染症です。
成虫も幼虫も陰毛に生息して1日に何度も血を吸うため、強いかゆみが生じます。
成虫の寿命は一ヶ月ほどですが、メスは200個もの卵を産むと言われています。陰毛接触で感染するためコンドームでは防げません。
「AIDS(後天性免疫不全症候群)」
症状:いわゆる「HIV(ヒト免疫不全ウイルス)」と呼ばれるウィルスに感染して、数年もの潜伏期間ののちに免疫力が下がってから発症します。
AIDSは病名で、HIVはウィルス名です。感染症や悪性腫瘍によってわずか数年で死亡するケースもある非常に恐ろしい病気です。
発症を遅らせるといった対処法はあるものの、現在の医療では完治させることができません。
「梅毒」
症状:梅毒トレポネーマと呼ばれるウィルスに感染して起こる危険な性感染症のひとつ。
感染すると2~3週間はあペニス・外陰部にしこりのようなものができ、進行すると2~3ヶ月経つと全身に発疹が生じます。
早期治療できれば治せますが、症状が発展すると脳神経が侵される、妊娠中の感染では奇形児が生まれるなど重篤な性病のひとつです。
「トリコモナス膣炎」
症状:トリコモナスといわれる原虫によって感染し、外陰部に痛みやかゆみを感じます。
女性の膣が強くにおい、黄色く泡だったおりものが出るのが特徴です。
「性病・性感染症」の予防と対策
ご紹介した「性病・性感染症」は口で行う性行為=オーラルセックスで感染するものもあり、またコンドームでは防げないものも少なくありません。
つまり定期的に検査を受けている人でないかぎりは誰にでも感染のリスクがあるというわけです。
その中でも感染リスクが高まるセックスや人物タイプを知っておきましょう。
「性病・性感染症」のリスクが高い4パターン
- コンドームをつけずに”生”でセックスをする
- 爪がとがっていたり伸びたまま性行為をして膣を傷つける
- シャワーを浴びない状態でセックスする
- 複数(不特定多数)のセックスフレンド・パートナーがいる
男性はもちろんですが、これにあてはまる女性がパートナーである場合は性病に感染するリスクが高まります。
少しの知識とセックス時の自制心があればリスクを減らすことは不可能ではありません。
できる限り「性病・性感染症」を予防・対策するために
とにかくまずは性感染症の症状とリスクについて知ることです。
その知識があることで感染した時に「もしかして?」と思い立って、自分で調べたり病院へ行くことにつながります。
また、パートナーに感染の可能性を伝えることもできます。
そしてなにより少しでも性病・性感染症の可能性を感じたら決して恥ずかしがらずに病院で検査を受けることです。
完治できないエイズですら初期段階で発見できれば数十年単位で発症を遅らせることも可能ですし、性病の種類によっては初期なら完治できるものもあります。
異性とのセックスは快楽を楽しみながら幸福感を感じられる素晴らしいものですが、同時に性感染症のリスクもはらんでいるわけです。
女性をリードする男性だからこそ正しい知識を持ち、疑わしい場合はすぐに検査を受けて性感染症の予防対策に努めましょう。
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