「筋トレする日はお酒を飲んではいけない」と感じる人はたくさんいますが、その理由をご存知でしょうか?
筋トレ後は壊れてしまった筋肉の補修で体が忙しく働いていますが、同じ日にお酒を飲むとその筋肉補修の働きに悪影響を及ぼします。
今回は「筋トレ・運動をする日はお酒を飲まない方がいい理由」についてご紹介します。
お酒と筋トレが重なると肝臓の負担が増大
お酒を飲むと胃・小腸から吸収されたアルコールが肝臓で分解され、害のあるアセトアルデヒドに変わります。
また、筋トレや運動をした後は壊れた筋肉を補修するために体内でタンパク合成が行われますが、バラバラのアミノ酸の状態から使えるタンパク質にするためにも肝臓が働くことになります。
どちらか一方でも肝臓への負担は小さいといえませんが、「アルコール分解+筋肉補修」を同時にこなすとなるとその労力は相当なものです。
そのため、
- 「筋トレする日はお酒を飲まない」
- 「お酒を飲む日は筋トレを休む」
という具合に同じ日に両方やらないルールを自分の中で決めることが肝臓への負担を減らすためのベストな対策となります。
お酒を飲む日におすすめの食べ物・おつまみ
選ぶ基準は「低脂肪・高タンパク質」の食材が基本で、揚げ物や油の多い料理は避けましょう。
飲んでいる時におすすめのおつまみ
- 冷や奴
- 刺し身
- 鍋(豆乳・和風などさっぱり)
- 枝豆
- おひたし
- なめこ
- もずく
- 野菜スティック
- チーズ
- サラダ
- トリッパ
- カルパッチョ
飲んでいる時に避けたい食べ物
- 手羽先上げ
- 唐揚げ
- フライドポテト
- ホルモン焼き
お酒の間に水を飲む
焼酎・ウィスキー・日本酒など、アルコール度数の高いお酒は一緒にお水を飲むことは悪酔い防止に効果的です。
特にロックやストレートなど濃い状態で飲む場合は「血中アルコール濃度」が上がりやすいので酔いやすくなります。
そうした時にお酒を飲んで追いかけるようにお水を飲むと、アルコールによる肝臓や胃への負担をやわらげることができます。
まとめ
肝臓へかける負担が一気に増えるので、筋トレと飲酒はとにかく別日にするのが鉄則です。
- 「筋トレする日はお酒を飲まない」
- 「お酒を飲む日は筋トレを休む」
というルールを守って、筋トレに励んだりお酒を楽しむようにしましょう。
また、酔うとつい目線が甘くなってしまいがちですが、飲み会でのおつまみのチョイスも自分のルールを厳守することが大切です。
ここで油っこいものや揚げ物、締めのラーメンなどを好き放題食べてしまうと、消化にかかる負担に加えて単純に太る原因に直結します。
楽しくお酒を飲みつつも、日々の筋トレ努力を頭の片隅に置いて飲酒量と食事内容には気をつけましょう。