「オーガズム」とはどんなもの?
オーガズムとは日本語で「絶頂」とも呼ばれ、快楽の最高潮を迎えた時の感覚です。言わば“最高に気もちイイ瞬間”のこと。オーガズムを迎える瞬間を「イク」と言ったりもします。
男性のオーガズムは射精する直前から瞬間までの数秒間の気持ちイイ感覚です。ほとんどの男性が経験するオナニーで射精する快感がまさにそれです。(女性とセックスした幸福感・充足感、視覚的快楽はのぞきます)
これは男性なら誰しもうなずくところですが、女性が“絶頂=オーガズム”を迎えるためにはどんなプロセスが必要なのでしょうか?
女性がオーガズムを感じるまでの4つのプロセス
1,「興奮期」女性器が濡れる
オーガズムへと向かう最初のステップは“愛液が出る=濡れた”状態です。性欲が高まってくると、軽いスキンシップやキスだけでも女性のアソコは濡れます。注意点としては分泌される愛液(ラブジュース)の量には個人差があるということ。
男性からするとどうしても“いっぱい濡れてたほうが気持ちいいに決まってる!”という感覚でとらえてしまいますが、汗をかきにくい人がいるようにあまりベチョベチョにまで濡れない女性もいます。加えて一般的には年齢を重ねるほどに愛液の分泌料は減っていきます。
いい雰囲気で女性のアソコが濡れていれば、興奮期の第一段階に入っていることは間違いありません。
2,「高原期」女性器が赤くなり、広がる
興奮期の次のステップとして女性器に変化が現れます。小陰唇(いわゆる“ビラビラ”)に血液が充填され、周囲が赤味をますと同時に膣の入り口が広がって男性器を受け入れやすい状態になります。さらに膣の入り口付近は厚みが増し、ペニスを程よく締め付ける準備も整います。
濡れるのとは違い、目で見ないと確認が難しいので舐める・触るなどの愛撫中に自然に確認してみましょう。「高原期」の状態に入れば男性器や指の挿入も問題ありません。
3,「オーガズム期」膣やアナルが律動し、絶頂の瞬間へ
高原期に入れられたペニスによって女性の快感はどんどん増していきます。先ほどまでの恥じらう声と違う漏れでてしまうような快感の声や、体の反応で身をよじらせたりと徐々にオーガズムへ向けて高まっていきます。
体の反応としては、乳首がピンと立ち、手足が外向きへ広がっていきます。そしてオーガズム=絶頂を迎えると膣やアナルが“ビクン、ビクン”と1秒弱の短い感覚で律動しはじめます。男性はペニス周りに集中して快感を覚えるのに対して、女性は全身にオーガズムを感じます。
体中が敏感になり感度もMAXの状態で、指が少し触れる程度の些細な刺激でも反応してしまいます。人によりますが女性はオーガズムを複数回感じることもできるため、何度も昇天する人もいます。同時に、痛みに対しては少し鈍感になるため激しい腰使いや強めのボディタッチ、スパンキングなども受け入れやすい傾向です。
4,「消退期」快感が長引きつつ、興奮が徐々に静まる
オーガズム期が終わっても、女性は興奮の引きがゆるやかです。気持ちイイ感覚は続きながら、膣やクリトリスが時間をかけて元に戻っていきます。男性のように果てた瞬間から満足感と疲労感でやる気を失う状態とは異なり、女性は消退期の前半でも感度が高まっているため、女性が感じているようであれば軽い愛撫やスキンシップなどをすれば気持ちよさが長続きします。
そして骨盤に流れていた血が引いていく頃には、少し気だるく幸福感に満たされた感覚が訪れます。
女性にオーガズムを感じさせる方法
最初に強く意識しておきたいのが「女性万人をオーガズムへ導く方法はない」ということです。膣だけでイケる女性もいればクリトリス派も、ポルチオ派もいます。中には乳首やアナルでイク人だって存在するのです。たったひとつの方法で夜を共にする女性全員が絶頂するということはあり得ません。
大切なことは「目の前の女性がイケる部分」を見つけること。あくまでも“女性が”というところがポイント。
男性が「大きなチンチンさえあればイカせられるのに・・・」と思っていることは完全な間違いである、というのは性に詳しい専門家だけでなく一般女性の間でも広く支持されている意見です。
一人ひとり違う「オーガズムポイント」を見つけることが唯一のイカせる方法と言えます。前戯、愛撫、挿入の中でどこに変化があってどんな反応をしたか、感じ取ることができれば女性をオーガズムへ導くことは可能です。
お決まりのAV演技の絶頂ではない、目の前の女性のリアルをまさぐってみましょう。恥ずかしがるのが普通ですし、言葉だけではわかりません。「女性万人をオーガズムへ導く方法はない」ことを肝に銘じて積極的に反応する性感帯を探してみましょう。
イカせたいなら女性の体と気持ちを知ることが最短距離
物理的にペニスをしごいていれば必ず絶頂を迎える男性と違って、女性は“オーガズムを感じたことがない”という人もいます。特に男性は“おれのペニスを挿れてイカせたい”という征服欲とも本能とも言える欲求から「膣でのオーガズム」を求めがちです。
しかし実際にはご紹介したように、「イク=絶頂」といっても人によって様々な場所ややり方があり、そのどれがあなたのお相手のオーガズムポイントかは熱心に試してみないことにはわかりません。そして、絶頂を体験したことがない場合は本人すらポイントがわかっていないこともあるのです。
女性の体やオーガズムまでの流れはこんな風に男性と大きく違い、繊細です。それをわかった上で“女性の気持ちイイポイント”を探しながら責め、導いてあげることができれば男女一緒に興奮のルツボへといざなわれることは間違いありません。
“男女一緒のタイミング”とは言わないまでも、一回のセックスで二人ともイクことができれば最高に気持ちよく充実した営みになります。
「女性のオーガズム」は探して体験してはじめて広がりを持っていきます。同じ人ならオーガズムポイントがコロコロ変わることはありません。
見つかるまでの刺激的な旅と思って、じっくりお相手の“絶頂の金脈”を見つけてみてはいかがでしょうか?
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